2005年08月15日

沖縄の宝物

今日は「おじい、おばあ」の話。

前の那覇市議会の選挙ポスターに「おじい、おばあは沖縄の宝物です」という言葉があった。
(「おばあ」だけだったような気もする。資料がないので、違うかもしれない。ごめんなさい。)

候補者が若くて「好青年」らしく見え、「この人、年寄りに好かれそう~」と思ったせいか、
最初はユーモラスなところとか、沖縄の県民性とかそういうことを言っているのかな、と思った。
説明や解説はなかったのでちょっと考えてみたのだけど、

「宝物」という意味は 「強く優しい」 ということだ、きっと。

沖縄の宝物

第2次世界大戦でたくさんのものを失っても生きる力は失わず、這い上がってきた強さと、
自分より弱い者に手を差し伸べることを忘れず、子供たちを守り育ててきた優しさ。

途方に暮れる暇もなく生きるか死ぬかが差し迫っている状況では、
さぞかしがむしゃらに働いたことだろう、と思う。
なんくるないさー」(何とかなるさ)というのは、
こういう極限の状況で出てきた、励ましの言葉ではないだろうか。
(もともとは)お気楽さを表している言葉ではないとボクは思う。

よく、山の頂上に登って下を見下ろしたり、満天の星空を仰ぎ見たりした時に
「自分が小さく思えてきた。」と言う人がいるけど、
ボクの場合は、おじいやおばあのたくましさや、懐の深さに出会うと同じような感情が湧いてくる。


自分がもし同じ状況に放り込まれたら、そこまでひたむきに生きようと頑張れるだろうか?
自分が誰かに痛めつけられた時、恨みや復讐という感情を抑えることができるだろうか?
自分だけが生きる為に誰かを蹴落としたりしない自信はあるだろうか?


そう思うと、生きていてくれて、また、誰かが生きられるように力を貸してくれた
おじいやおばあはそれこそ「沖縄の宝物」だ。

とはいっても、おじいやおばあも、戦争さえなければもっと人生を謳歌することができたはずだ。
人の命が軽く扱われるような戦争はどんなことがあっても避けなければいけない。
(終戦に思いを馳せてみたけど、泣きたくなってきた・・・。)



Posted by しろたん来ました at 21:00│Comments(2)
この記事へのコメント
にわとりさん、今日はどうしたんですか?いつもと違いますね
でも、とても素直な気持ちを表現していると思います。
素敵です。とても大事なことだと思います。

カートもガンバってくださいね☆
Posted by ゴーカート at 2005年08月17日 12:28
■ゴーカートさん
初コメントありがとうございます。でもないですね。いらっしゃいませ、です。

最近「にわとりゴーカート」本店そっちのけで
2号店の「にわとりゴーカート(休憩中)」でおしゃべりばかりしています。
だって、暑いんだもの。

とはいっていられないですね。
>カートもガンバってくださいね☆
耐久レース以来走っていないのでちょっとマズイので、
近々乗りに行こうと思います。
Posted by しろたん来ました at 2005年08月18日 08:57
 
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