以前読んだ、イギリスかどこかの高校の制服の話なのだけど、
スクールカラーが決められていて、白いシャツとその色の服を着ていれば良い、というのがあった。
その学校は灰色と赤がスクールカラーだったけど、
個人を見ているとズボンやスカートの丈が長かったり短かったりだし、
色の分量もほとんど灰色で赤いスカーフを首に巻いているだけ、という学生もいたりで、バリエーションに富んでいた。
学生はこういった部分で自由だし、自分を主張することもできる。
でも集団で見るとスクールカラーで統一されていて、同じ学校の学生というまとまりも表現しているわけだ
（本人達がしたくてしているのかは別として、まとめる立場にいる先生や外部の人からすると、色を付けることによって、学生を「他と判別できる」）。

これを読んだのはボクがまだ中学校くらいの時で、靴下の色も決まっているような学校にいたので、とてもいいアイディアだなと思ったものだ。

そして今、このかりゆしウェア！
謳われている「沖縄らしさを表現したものであること」はとても自由度の高いドレスコードだ。
センスのよさやオリジナリティをアピールすることも出来るし、
「沖縄らしさ」とは何か、素材や柄、どういうところで表現するのか等を考えるのもなかなか面白い。
もちろん、特にこだわらない人はそれはそれで、そういう人柄を表すことができる。
そして全体として一つの雰囲気が出せて、統一感とか一体感とかが得られて文字通り「沖縄県の制服」という機能も果たすわけだ。

社会人になって初めての職場は制服があったので、かりゆしウェアはますます憧れ度が高くなった。
今の職場は服装が自由なので、ようやく「かりゆしウェアで仕事」が実現できたというわけだ。これでボクもいっぱしの社会人だ。

よっしゃ、今日は居眠りしないで仕事するぞー！

※白髪鬼さん、ミド吉さん
あらかじめ言っておくけど、ボクがここで言っているのは仕事着としてのかりゆしウェアです。学校で着ていたのとは別、ということなので御了承してね。